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TORCH症候群に気を付けましょう

何らかの微生物(細菌、ウイルスなど)がお母さんから赤ちゃんに感染することを「母子感染」といいます。
母子感染により、流産や死産、生まれてきた赤ちゃんに重篤な症状を引き起こす感染症のことをTORCH症候群といいます。
TORCH症候群を引き起こす病原体は以下の通りです。

T
Toxoplasmosis(トキソプラズマ症)
R
Rubella(風疹)
C
Cytomegalovirus(サイトメガロウイルス)
H
Herpes simplex virus(単純ヘルペスウイルス)
O
Other(B型肝炎ウイルス、リンゴ病、コクサッキーウイルス、EBウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、梅毒など)

T:先天性トキソプラズマ症

トキソプラズマという原虫による感染症で、妊娠中に母親が初めて母親が感染することにより起こります。

感染経路

生肉や加熱処理が不十分な肉類の摂取、ガーデニング、ペットから経口感染します。

症状

妊娠初期(~14週)
胎児感染率は低いのですが、流死産、脳内石灰化、水頭症、脈略網膜炎、精神運動障害など重症になることがあります。
妊娠中後期
胎児感染率は高くなりますが、症状がでなかったり軽症が多いです。

予防策

加熱不十分な肉を食べない、猫の糞の処理や土いじりの際には手袋をして、作業後には十分な手洗いをしましょう。
妊婦さんが検査によってトキソプラズマの初感染が疑われた場合、早めに服薬治療を行うことで赤ちゃんへの感染を半分以上防ぐことができます。

R:先天性風疹症候群

免疫のない女性が妊娠中に感染することで起こります。妊娠中の感染時期が早いほど発症リスクが高くなります。

感染経路

くしゃみ、せき、会話などで菌を含む飛沫が飛び散り、これを鼻や口から吸いこむことで感染します。

症状

先天性心疾患と白内障、難聴などの症状の他、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球が起こります。

予防策

妊娠する可能性のある女性で風疹抗体が無い場合には、ワクチン接種をしましょう。また、まわりのすべての人もワクチンを接種して感染を防ぐことがとても重要です。

C:先天性サイトメガロウイルス感染

感染経路

インフルエンザのように飛沫感染することはなく、感染している人の唾液や尿に触れた手から感染し、感染した妊婦の4割が胎児にも感染します。

症状

低出生体重、黄疸、出血斑、肝脾腫、小頭症、脳内(脳室周囲)石灰化、肝機能異常、血小板減少、難聴、脈絡網膜炎などが起こります。
出生時に無症状でも、後から難聴や神経学的後遺症を発症する場合があります。

予防策

石鹸と流水でしっかり手を洗いましょう。子供の食べ残しを食べないようにしましょう。同じ箸やスプーンなどを使わないようにしましょう。

H:単純ヘルペスウイルス

胎内感染による先天性感染症と、出産時に感染する新生児ヘルペスがあります。

感染経路

性交渉で感染します。

症状

神経障害や死亡することがあります。

予防策

症状が現れている時には性交渉を控えましょう。また、自覚症状、目に見える症状がないときでも感染しますので、コンドームを正しく使用しましょう。

妊娠中の感染予防のための注意事項 – 11か条

  • 石鹸と流水で、しっかり手を洗ってください。
  • 小さな子どもとフォークやコップなどの食器を共有したり、食べ残しを食べることはやめましょう。
  • 肉は、しっかりと中心部まで加熱してください。
  • 殺菌されていないミルクや、それらから作られた乳製品は避けましょう。
  • 汚れたネコのトイレに触れたり、掃除をするのはやめましょう。
  • げっ歯類(ネズミの仲間たち)やそれらの排泄物(尿、糞)に触れないようにしましょう。
  • 妊娠中の性行為の際には、コンドームを使いましょう。
  • 母子感染症の原因となる感染症について検査しましょう。
  • B群溶血性レンサ球菌の保菌者であるか検査してもらいましょう。
  • 感染症から自分と胎児の身を守るために、妊娠前にワクチンを打ちましょう。
  • 感染している人との接触を避けましょう。

参考文献

  • 国立感染症研究所「トキソプラズマ症とは」
  • 国立感染症研究所「サイトメガロウイルス感染症とは」
  • 国立感染症研究所「先天性風疹症候群とは」
  • 厚生労働省検疫所「単純ヘルペス、性器ヘルペス (ファクトシート)」

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