ロタウイルス
便中や吐物に排泄されたウイルスが手指を介して、口から感染します。
生後6ヶ月~2才をピークとして、5才までにほとんどの乳幼児が感染します。感染力が非常に強く、初めて感染した時に、下痢、おう吐、発熱、腹痛などの重症な急性胃腸炎の症状がでます。下痢やおう吐が続くため、脱水症をおこすだけでなく、脳炎や腎障害などの重い全身の合併症をおこすことがあります。
毎年80万人が受診し、約8万人が入院し、約10~20人が死亡します。
早期のロタウイルスワクチン投与により、入院や死亡に至る重症化を防ぐことができます。
ぐずり、下痢、せき・鼻水や発熱、食欲不振、おう吐などが報告されています。
接種後に上記のような症状が見られた場合は、家庭で様子を見て症状を長引かせないよう、速やかに医師の診察を受けるようにしてください。
なお、このワクチンは以前に腸重積症を起こした子どもや、腸重積症を起こしやすい腸の病気の子どもは受けることができません。