水痘・帯状疱疹ウイルス
空気感染、飛沫感染(※)、接触感染
※くしゃみ、せき、会話などで菌を含む飛沫が飛び散り、これを鼻や口から吸いこむことで感染します。
水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症で、発熱とともに全身に水疱性の発疹がでます。回復後も長く体内(知覚神経節)にとどまり、免疫機能が低下すると再び帯状疱疹となってあらわれます。合併症には脳炎、肺炎、皮膚の重い細菌感染症などがあります。
みずぼうそうの人と接触してから72時間(3日)以内に予防接種を受ければ、たいてい発病せずにすみます。
時には接種したにも関わらずかかってしまうこともありますが、多くは軽くすみます。
また確実に免疫をつけるために、1回目接種後の3ヶ月以上たった頃に追加接種することができます。
全身症状として発熱・発疹、局所症状として接種部位の発赤・腫れなどがみられることがありますが、一過性で通常数日中に消失します。
ワクチンを1回うけていても水痘の流行時には4人に1人くらいは感染します。多くは軽くすみますが、通常の水痘の経過をとることもあります。
水痘ワクチン接種後半年くらいでも水痘にかかる人がいますので、3ヶ月以上の間隔をあけて、2才未満での2回接種がすすめられています。より多くの人が1回でも水痘ワクチンを接種するようになると、1回接種でも多くの方で感染を防げるようになります。
ほかの予防接種は4週たてば受けられます。