麻しんウイルス
空気感染、飛沫感染(※)、接触感染
※くしゃみ、せき、会話などで菌を含む飛沫が飛び散り、これを鼻や口から吸いこむことで感染します。
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによる感染症で、感染力がとても強く、1才前後がかかりやすく、高熱、せき、鼻汁、目やに、発疹が出現します。ワクチンを接種していれば発症することはまれです。麻しんによる感染症の合併症として1000~2000人に1人程度で麻しん脳炎を発症し、このうち20~40%に後遺症がのこり、死亡率は約15パーセントです。また、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)(※)の発生頻度は、麻しん感染者の約10万人に1人と報告されています。
※SSPE:麻しんウイルスに感染後、発症する知能障害、運動障害などの中枢神経疾患です。
風しんウイルス
飛沫感染:くしゃみ、せき、会話などで菌を含む飛沫が飛び散り、これを鼻や口から吸いこむことで感染します。
風しん(三日はしか)は春先~初夏に最も多く発生し、感染後2~3週間の潜伏期ののち、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどの症状がでます。一般的に経過は良好ですが血小板減少性紫斑病や脳炎などの合併症がまれにあります。最大の問題は、妊婦が妊娠初期に感染すると、死産や流産のほか、先天性風しん症候群(心臓病、難聴、白内障など)の赤ちゃんが生まれる可能性が高くなることです。妊娠する可能性のある女性だけでなく、まわりのすべての人もワクチンを接種して感染を防ぐことがとても重要です。
接種部位の発赤、腫れ、しこり、痛みや、全身症状としてだるさ、発熱、発疹などが報告されています。
接種部位の発赤、腫れ、疼痛や、全身症状として発熱、発疹、リンパ節の腫れ、関節痛などの症状がでることがあります。これらは一過性で数日中に消失します。
接種部位の紅斑、硬結、腫脹、全身症状として発熱、発疹などが報告されています。
小学校入学前にもう一度(MR第2期)受けてください。
ほかの予防接種は4週たてば受けられます。