日本脳炎ウイルス
日本脳炎ウイルスに感染したブタの体内で増殖したウイルスが蚊を媒体としてヒトに感染します。
日本脳炎ウイルスをもった蚊にさされた場合に、100人から1000人に1人の割合で脳炎にかかります。潜伏期間は6~16日で高熱、頭痛、おう吐などで発病し、意識障害、けいれん等の中枢神経障害(脳の障害)がおこります。脳炎を発症した場合は、後遺症が残ったり死亡したりする重病となります。
全身症状では、発熱、せき、鼻水、吐き気、発疹など。局所では、注射部位の赤み、腫れ、かゆみ、痛みなど。ごくまれ(0.1%未満)に接種後数日から2週間程度で急性散在性脳脊髄炎(ADEM※)などの重い副反応が報告されています。
※急性散在性脳脊髄炎(ADEM)は脳神経の病気で、頭痛、発熱、おう吐を伴い意識障害、精神症状、けいれんなどが主な症状です。
ほかの予防接種は1週たてば受けられます。