B型肝炎ウイルス(HBV)
お母さんがキャリア(血液中に大量の感染ウイルスを持っている人)の場合、出生時に母子感染(垂直感染)します。汚染血液による事故や性行為感染などによる水平感染もあります。
B型肝炎ウイルスは非常に感染力が強いウイルスです。感染すると肝炎をおこし、ウイルスが長く肝臓にすみついて慢性化した場合、肝硬変や肝臓がんを起こします。重症になると生命が危険な劇症肝炎になることもあります。
倦怠感、頭痛・頭重感、発熱、局所における疼痛、腫脹、硬結、熱感などが報告されています。
将来の肝炎、肝癌の予防になります。乳児期にB型肝炎ワクチンを接種すると、成人になってから接種するよりも免疫がつきやすく、接種効果が高い事が証明されています。ワクチンを3回接種後の感染防御効果は20年以上続くと考えられています。
ほかの予防接種は1週たてば受けられます。